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PluralEyesの代替はどうする?Premiere Proで音声同期する3つの方法

takumi
PluralEyesの代替 - Premiere Proで音声同期する3つの方法

マルチカメラ編集の定番だった音声同期プラグイン「PluralEyes」は、現在単体では購入できなくなっています。開発元のRed GiantがMaxonに統合され、入手するにはツール一式のサブスクリプション「Maxon One」(年間およそ10万円超)に加入するしかありません。音声同期のためだけに払う金額ではなくなってしまいました。

この記事では、PluralEyesなしでPremiere Proの音声同期をどうするかを、無料の方法から順に3つ紹介します。

■ 方法1:Premiere標準の「同期」機能(無料)

実はPremiere Proには、音声波形でクリップを揃える機能が標準で入っています。

  1. 同期したいクリップをタイムラインに並べます(トラックは別々に)
  2. クリップをすべて選択して右クリック →「同期」
  3. 「オーディオ」を選んでOKを押します

これだけで、音声波形を基準にクリップの位置が揃います。カメラ2〜3台・数本のクリップなら、この方法で十分です。

弱点は、量が増えると破綻することです。別テイクの素材が混ざっていると正しく揃わず、素材をテイクごとに手作業で仕分けてから同期を繰り返すことになります。また、手拍子(クラップ)を2回入れた素材では1回目と2回目を取り違えることがあります。

■ 方法2:マルチカメラソースシーケンス(無料)

プロジェクトパネルで素材を選んで右クリック →「マルチカメラソースシーケンスを作成」→ 同期ポイントを「オーディオ」にする方法です。マルチカメラ編集画面でカメラを切り替えながら編集するなら、これが標準のやり方です。

ただし「同期済みの素材が段積みになったタイムライン」が欲しい場合は、できあがったマルチカムシーケンスを展開する一手間が必要です。こちらも複数テイクの混在には対応できません。

■ 方法3:専用ツールを使う

毎週のようにマルチカム案件がある場合は、専用ツールで自動化する段階です。

SyncStack(Premiere拡張・¥5,500買い切り)

当サイトで開発しているPremiere Pro拡張です。プロジェクトパネルで素材を選んでボタンを押すだけで、音声解析からタイムラインへの段積み配置までが自動で終わります。

  • 複数テイクの自動グループ分け — 午前と午後、別会場の素材が混ざっていても、同期できる組ごとに分けて順に配置します
  • 手拍子(クラップ)優先 — 2回叩いた素材でも、すべての手拍子が重なる位置を選びます
  • 時計ずれ(クロックドリフト)の検出 — 長時間収録でカメラごとの時計がずれていく問題を検出し、最後で何フレームずれるかを表示します
  • 買い切り¥5,500。音声解析にAdobe Media Encoder(Creative Cloudに含まれます)を使用。macOS専用です(Windows版は開発中)

海外製ではSyncaila(約100〜150ドル)という選択肢もあります。精度には定評がありますが、Premiereの外でXMLを書き出して同期→書き戻すという往復作業が必要なので、Premiereの中で完結させたい方には向きません。

■ 3つの方法の比較

費用手間向いている人
標準の「同期」機能無料クリップ数が多いと大変たまに数本を同期する人
マルチカメラソースシーケンス無料段積みタイムラインにするには変換が必要マルチカム編集画面で切り替えたい人
SyncStack¥5,500(買い切り)素材を選んでボタン1つ毎週のようにマルチカム案件がある人

■ まとめ:量で選ぶのがおすすめ

  • たまに数本なら → 標準の「同期」機能で十分です(無料)
  • マルチカム編集画面で切り替えたいなら → マルチカメラソースシーケンス(無料)
  • 毎週のように大量の素材を同期するなら → 波形とにらめっこする時間を、ツールに任せる価値があります

PluralEyesが月額の壁の向こうに行ってしまった今、「買い切りで、Premiereの中で完結する」選択肢としてSyncStackを作りました。よければ製品ページをのぞいてみてください。

ABOUT ME
知多
知多
Adobe 拡張機能・スクリプト開発 / 映像編集
映像編集の現場で20年以上働く中で培った経験から、繰り返し作業を自動化する Adobe 拡張機能・スクリプトを開発・販売しています。 Premiere Pro / Photoshop / After Effects 向けのツールが中心。「より早く、より効率的に」をコンセプトに、現場で本当に使える道具づくりを目指しています。
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