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PhotoshopでPSDテキストのフォントをまとめて変更する3つの方法【複数ファイル対応】

PhotoshopでPSDテキストのフォントをまとめて変更する3つの方法
takumi
PhotoshopでPSDテキストのフォントをまとめて変更する3つの方法

動画のテロップをPSDで管理していると、1本の案件でファイルが数十〜数百枚になります。納品前に「フォントを変えてほしい」「文字を少し大きく」と言われて、1枚ずつ開いて文字パネルで直した経験はないでしょうか。しかも制作者のパソコンにしか無いフォントで作られたPSDだと、開くたびに「フォントが見つかりません」のダイアログが出ます。

この記事では、PhotoshopでPSDのテキストレイヤーのフォントや文字サイズをまとめて変更する方法を、無料でできるものから順に3つ紹介します。

■ 方法1:文字パネルで複数レイヤーをまとめて変更(無料・1ファイル内)

1つのPSDの中なら、Photoshopの標準機能でまとめて変えられます。レイヤーパネルで変えたいテキストレイヤーを Shift または Command(Windowsは Ctrl)を押しながら複数選択し、文字パネルでフォントや文字サイズを変えると、選択したレイヤー全部に適用されます。

  1. レイヤーパネルで、変更したいテキストレイヤーを複数選択します(レイヤーパネル上部の「種類」フィルターでテキストレイヤーだけを表示すると選びやすくなります)
  2. 文字パネル(ウィンドウ → 文字)でフォントや文字サイズを変更します
  3. 選択したレイヤーすべてに反映されます

弱点は3つです。ファイルをまたげないこと(100枚あれば100回開くことになります)、レイヤー内の一部だけ別のフォントにしている場合は全体が上書きされること、そして未インストールのフォントを使ったレイヤーは変更前に警告や置換のダイアログが出て手が止まることです。

■ 方法2:アクション+バッチ処理(無料・複数ファイル)

複数ファイルに同じ操作を繰り返すなら、Photoshopの「アクション」に手順を記録し、「ファイル → 自動処理 → バッチ」でフォルダ内のPSDに順番に適用する方法があります。

ただしフォントの変更は、アクションが苦手な操作です。レイヤーの選択は「記録したときのレイヤー名」で再生されるため、ファイルごとにレイヤー構成が違うと止まるか、意図しないレイヤーに当たります。未インストールのフォントの警告も1枚ごとに出て、バッチが止まります。結局「全ファイルのレイヤー名をそろえる」という前準備が必要で、手直しの方が早いことも珍しくありません。

スクリプト(JavaScript)を自作すれば柔軟に処理できますが、フォントの内部名(PostScript名)を調べる必要があり、非エンジニアには敷居が高い方法です。

■ 方法3:専用プラグインを使う — PSDRestyle(¥2,500)

「たくさんのPSDをまとめて選んで、フォントを置き換えたい」ために作ったのが、FASCOM lab の Photoshop プラグイン PSDRestyle です。PSDをまとめて選ぶと使われているフォントが一覧になり、置き換えたいフォントにチェックを入れて変更先を選ぶだけ。あとは全ファイルを自動で書き換えて保存します。

PSDRestyle 変更前と変更後
  • 複数ファイルをまとめて — PSD / PSB を何枚でも選択できます。使われているフォントはPhotoshopで開かずに読み取るので、一覧表示が速い
  • 変えたいフォントだけ — チェックしたフォントの文字だけを置き換えます。1つのレイヤー内でフォントが混ざっていても、該当部分だけ正確に置き換わります
  • 未インストールのフォントもOK — 制作者のパソコンにしか無いフォントで作られたPSDも、手持ちのフォントに置き換えて保存できます。「フォントが見つかりません」のダイアログは出ません
  • 文字サイズも一括 — フォントと同時でも、文字サイズだけでも変更できます
  • 自動バックアップ — 実行前に元ファイルを同じ場所のバックアップ用フォルダにコピーします(初期設定でON)
  • 買い切り¥2,500。Photoshop 2023以降、Mac / Windows 両対応(ライセンスキー1つで両方使えます)

■ 3つの方法の比較

費用手間向いている人
文字パネルで複数選択無料ファイルごとに開いて操作1〜数枚を直す人
アクション+バッチ無料レイヤー名をそろえる前準備が必要。警告で止まる全ファイルの構成が同じ人
PSDRestyle¥2,500(買い切り)選んで実行するだけテロップPSDを大量に管理する人

■ まとめ:ファイル数と「手元に無いフォント」で選ぶ

  • 数枚だけなら → 文字パネルで複数レイヤーを選んで変更(無料)
  • 全ファイルの構成がそろっているなら → アクション+バッチ(無料)
  • 何十枚ものPSDや、手元に無いフォントで作られたPSDを扱うなら → 1枚ずつ開く時間を、プラグインに任せる価値があります

案件のたびに何十枚ものテロップPSDを開いて直していた作業を、数分で終わらせるために PSDRestyle を作りました。よければ製品ページをのぞいてみてください。

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知多
知多
Adobe 拡張機能・スクリプト開発 / 映像編集
映像編集の現場で20年以上働く中で培った経験から、繰り返し作業を自動化する Adobe 拡張機能・スクリプトを開発・販売しています。 Premiere Pro / Photoshop / After Effects 向けのツールが中心。「より早く、より効率的に」をコンセプトに、現場で本当に使える道具づくりを目指しています。
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